ワンちゃんの夕暮れ

いつか記憶からこぼれおちるとしても

いつか記憶からこぼれおちるとしても

「いつか記憶からこぼれおちるとしても」「この本が、世界に存在することに」
文学2008 (文学選集)

文学2008 (文学選集)

「文学2008」
日曜日を読書三昧の日にしました。江國香織作品は、まるで自分の記憶かと思う、それほどピンポイントでツボを突いてくれました。「この本〜」は話しが3次元に立ち上がる、すごいなあ、すごいなあ、と読みました。「文学2008」は、お目当ての「ワンちゃん」を読みたくて借りました。楊逸さん。芥川賞作家です!ワンちゃん、面白い。そして、一生懸命なワンちゃん。たくましく自活して働きながらも、お姑さんを大切にするワンちゃん。余韻にひたりながら、隣町まで自転車で出かけて、鍵をポケットに仕舞おうとしたら、あらまあウッカリ。ズボンが裏返しでした。