冬に横浜のセザンヌ展で出会った球子さんの絵。何と日本橋の高島屋で片岡球子展があるのです!お昼休みに同じく球子好きのKさん、Tさんと出かけました。まずドーンと大きな絵。キジだかチャボだかを運ぶための手提げに、目が釘付け。絵の中の少女やおばさんは、じっとそれぞれの世界に入ったような顔つき。そして色とりどりの富士山。富士山の迫力を表現するには、これしかない!楽しみにしていたのは、面構えシリーズの足利家三人。それぞれは黄色、赤、緑で表現されています。写真はテレビを撮ったものです。
最晩年の裸婦は、黄色がかった肉体が性別を超えたような目で描ききってありました。深い背景。どこまでも引き込まれる時間を堪能しました。
あっという間の昼休み。屋上でおむすびやパンで昼食。今日のことは、これから一生球子さんを観るたびに思い出すだろうな。何倍にも凝縮されたひと時。