松本へ戻ると、みぞれと突風ですっかり心身ともに冷えきってしまいました。・・・これは、もう一泊して暖まるしかないだろう?と駅前のスーパーホテルへ。さすが、スーパーホテルは顧客満足度No.1だけあって、裏切りません。安い、清潔、心地良い接客、松本店は完璧でした。夕べはTPと旅を振り返って、夜中までお喋りして盛り上がりました。最終日、早起きをしてついに、松本市立美術館へ!Hちゃんが教えてくれた草間弥生のオブジェで解放スパークです。それにしても、あぁ石井鶴三という作家はこの旅行まで全く知らなかったけれど、1200冊もあるというスケッチブックの山が象徴するように、天性の画家、彫刻家、挿絵画家でした。隅から隅まで、好きな作風。お相撲の迫力ある彫刻や、山で見たという「山のおばけ」と題した絵に、そのユーモアに、手を合わせたいほどでした。
信州ソバ「弁天」 本店ならではの清潔なレトロ感
松本はお祭りでした 帰りのバスで見た富士山さん
美術館でゆっくりし過ぎました。草間弥生のカボチャの絵は、絵の前に立っているだけで「ズンズンズン」と鼓動が聞こえます。目を瞑っても、体中に響くのです!すさまじい才能に、これまた手を合わせたくなります。ナムー。一日ずらしたバスに、危うく乗り遅れるところでした。走って、走って、柵をまたいで駆け込んで、ギリギリセーフ。いけない!お土産を買ってない!
懐かしの我が家に戻り、リュックを下ろして、唯一の買物「石井鶴三展・図録」をめくっては戻し、めくって、めくって、松本城や開智学校、上高地に安曇野の景色をぼんやり思い返します。
今回の旅行では、たくさん歩いたけれど、歩けば歩くだけ、景色はどんどん変わるという大きな学びを得ました。何だか、大人になった氣分。あ、実際に年を重ねたんだった。