凡人の証明

夢の中に、ダンちゃんが出てきました。ダンちゃんは生きていたときと同じ、でももっと子犬のときの顔でワンワンッ、お姉ちゃん！と駆け寄ってきて、顔を良く見ると目が痛そう。目をグイッと開けるとまつげが入っていたので取ってあげて・・・母の勤め先だった精神病院に迷い込んだ子犬のダンちゃんは、何十回も脱走するくらい自由を求めてやまない犬でしたが、私が落ち込んだ時は喉を細くして一緒に歌って（吠えて？）くれた犬、正式名はダン吉。神社で予防接種を受けた後、驚きのあまり全力で家まで走り続けた、私も全力でダッシュし続けた、大切ないぬ。

悪夢探偵 スタンダード・エディション [DVD]

おやつを用意して、土曜の夜のビデオ鑑賞会。無垢なる映画、ヘタな演技のオンパレードが、一生懸命にお芝居し続けると、壁を越えてこちらに流れ込んでくるものがあります。死にたい願望に取り憑かれるとき、それは平凡な脳だと認めるべき、自虐は凡人の証拠。そこに愛情を注ぐ監督が日本にいる幸せ！映画館で観なかったのは、稚拙なものに触れるのが怖かったんだと氣がつきました。