私が王様

monna88882010-08-31

夜中の日本橋、ファミマ前です。朝7時に起きると、頭にタオルで鉢巻きしたTPが「間に合わないかも」と、自分が書ける枚数と時間を計算して、つぶやいていました。どうやら、3分の1しか書けていないよう。コンクールに応募するには、残り400字詰めで80枚も書かなければいけないのです。


しかし、これまで何週間もシナリオを練ってきたので、とりあえず行けるとこまでは行こうと氣を取り直して、TPを無視しつつワープロ打ちに励みました。淡々と。午後2時を過ぎても、規定の125枚までは到底届かずに、まだ80枚のあたりをさまよっているようでしたが、お昼ごはんを出さずに、缶コーヒーとチョコレートだけを出した作戦が功を奏して、夜には希望の光が見えました。


応募先の事務所に電話すると、夜の9時までは待ってくれるとのこと。そこを目指してTPが書いたものを奪うように入力していたものの、とても間に合わず、また電話して10時、いや11時半、と伸ばしてもらって、何とか描き終わった!茅場町キンコーズでコピーを2部作って、大汗かきながら提出することができました。提出先の事務員の女性?ふくよかな体型とバリバリのショートカット、天使に見えました。


家に帰ったのは夜中の1時。TPから、落合信子と言われながらも、黙々と、短氣を出さずに入力したり、必要な書類を揃えたりした働きっぷりは、会社勤めで鍛えられたことが、全部出せたと悦に入ります。帰りの電車でたっぷり誉めてもらいました。ここ何日も、TPを王様のように扱ってきましたが、これからしばらくは、私が王様のように暮らせる、と思っています。


間に合ったからって、入選しなければダメ、それでも間に合わないよりは数百倍、価値のある数日間でした。