朝日と夕日

monna88882012-05-21

朝、金環になる間ボーッとする時間を計算して早起きして早く出発してみました。自転車で通る通勤路は誰もが東の空を見上げてボーッとしていました。一ヶ月前はあれほどあふれていた日食用グラスも数日前からどこにも売っていません。目を細めたりしながら四谷のドトールで見上げた空には、雲の向こうにクッキリとダイヤの指輪が光っていました。見知らぬ女性が良かったらご覧になります?と観察用グラスを貸してくれます。金環日食の時間を境にして、新しいこれからが始まったかのようなネジレに変な感覚になりながら、これからは見知らぬ人から親切にされて生きて行くのかも知れないな、などと今後のことを甘く占ってみたりしました。


しばらく自転車を走らせると、遮光ガラスのビルに映った日食の様子を見上げている人たちがいました。賢い!人間は工夫をして生きていくものなんだ、昔の人たちも直接見られなくたって泥水に映った日食を楽しんだのかも知れません。ここでも人には工夫できる余地があると大きな学び。公衆電話から母の携帯に電話して、氣をつけて帰ってねと話します。同じ職場のSちゃんも週末に両親が訪ねてきたとのこと、親が上京してくると別れるときが辛いとお喋りする時間を持つことができて幸せでした。明日が最終出勤日のKちゃんとランチ、彼女の前向きさにどれだけ救われたかわかりません。今日という一日は感謝感謝の人に生まれ変わって、こうなったらあたしはこれから感謝の人になるんじゃないかしら?とあつかましい喜びが浮かびあがります。最後は注目度がガクッと落ちた夕日さんにお礼。明日もどうぞそのままで、できれば明日も今日みたいな感謝の人としてキュートな人格のままでいさせて下さい、そしていつも照らして頂いてありがとうございますと話しかけてみました。