父の便り

monna88882012-11-29

ポケットが無い洋服の日のために、ぶら下げポケット風手提げを縫いました。簿記の教科書を読みながら風呂に入っていると、いつの間にかダルマ浮きの練習をしていました。平均45秒か。子供の頃は1分30秒は続いたのに。耳の中も年齢を重ねるのか、お湯がじわっと沁みていつまでも乾かないような氣がする。


人生の旅をゆく 2

人生の旅をゆく 2

人生の旅をゆく 2。手に持つ両手がビリビリするエッセイです。ひとつひとつが生と死に結びついて縦にも横にも斜めにも伸びてゆく本。毎日少しずつ、そう言い聞かせて読みました。


父から手紙が届きました。母のことを「お父さんお茶、と言うので湯のみを出すと熱湯を手にかけ、悪い悪いと笑顔で言っています」他にも夜テレビを観ているともう上に行ってと暖房を全部止められた、男の子の孫ばかり可愛がるので自分は妹の方の味方をしているのに、彼女はお爺ちゃんすぐおこると言うなど、老後なのになかなか老化できない引退後の心境を本人いわく「まあ書いてみたけど面白いかどうかわからん」とのこと。一週間前から「そろそろ送ろうと思う」、投函した日は「届いたら電話して」、届いたら「どうやった?」と電話の嵐で私が笑ったかどうか、どの部分で笑ったかを聞き出そうとします。今回は弟家族が立て続けに実家に着いた途端トイレへ行くので、家計節約の節水作戦かというところで笑った、そう報告すると、とーっても嬉しそうでした。父のご機嫌伺いも大変です。