鏡の世界

monna88882013-02-09

新宿駅南口から新宿御苑へ行く道のちょっと手前にあるホテル街?、安宿の裏路地を自転車で散歩しました。何年も前、H君が泊まったときは1600円って言ってたっけ。どんなとこ?と尋ねてもとにかくおっちゃんたちが・・・と彼は多くを語らなかったっけ。現在の相場は個室で2200円から4200円。雑魚寝なら1000円台でした。日本は長い島国なので、財布は薄いけれど東京に来てみたい人もいるだろうな、ぜひおすすめしたいな、立地条件は最高の場所です。

東京という場所には、いまだに馴れていなくて本当に困ってしまいます。一度たりとも住みたいと思ったことすらない場所なので、住みたくなさすぎてどんどん中心部へ引っ越してきました。できるだけ移動が少なく、でもいつでもどこかへ行ける便利な場所。それが今のこの味のあるアパートです。


夏至 特別版 [DVD]

夏至 特別版 [DVD]

ベトナムで撮られた映画を観直す週間、夏至を観ました。青いパパイヤよりももっと映りの良い映像。もう、オシャレ番長と呼んじゃおう。部屋のひとつひとつが、オシャレでたまりません。ストーリーのない映画でも、観終わって何年しても景色が残るDVDです。

今日もごそごそと旅行準備をすすめながら新宿のハンズへ行きました。詰め替え容器を見ていた近く、鏡のコーナーで女の人が「わあ、これすっごく良く見える。ねえ、どうしよう。シワが見える、すっごいね。小じわが・・・ちょっと・・・」と言うのでその鏡を覗いてみると、鼻の下あたりでめくれたカサカサ皮膚やムダ毛、毛穴、鼻の付け根のシミ。それはもう普通の精神なら生きて行けないほどの世界でした。でもあたしは3連休だから。強いから。平氣、平氣とがんばってその鏡の世界をじっと見つめてみます。鏡の世界はいつでも深く静かに確かにそこにあるのだなあ、そう思いました。