ゆでたえのき

先日、福岡のMちゃんちに遊びに行く夢を見ました。Mちゃんが「散らかっとうけど!」と入れてくれた部屋には、アンティークの椅子がいっぱい、壁の方に重なるように置かれています。そのひとつひとつ形も違うし、重なっている感じも何だかすてき、Mちゃんのワイルドな一面を見た、そんな夢。ミャンマーからハガキを出すつもりだったのに、時間が濃厚過ぎて書けなかったのが氣になっていたのかな?はよお返事書こ。

少年動物誌 (福音館文庫 ノンフィクション)

少年動物誌 (福音館文庫 ノンフィクション)

少年動物誌。面白い!行きの電車で読み始めると、プッと笑ったり、胸がドキドキしたり、子どもの頃の不安に思っていたことや説明のつかないような氣持ちがたっぷり書いてあるので嬉しくなります。行き帰りで読んでもまだ半分ある、絶対にゆっくり読むんだ!


お昼休み、市場で「サラダ用ブーケ」と値札に書いてある、よく女性向けのランチで出てくるような水菜をもう少し苦くしたような葉野菜を買って帰って、長い長い距離を電車に揺られて死んだように居眠りしながら帰って、しゃぶしゃぶサラダにして晩ごはんです。しゃぶしゃぶには、ゆでたえのきも混ぜます。子どもの頃、福岡の生麺を使ったおいしいスパゲティ屋さんで何度も食べた「氣まぐれサラダ」には必ず、ゆでたえのきが乗っかっていました。そのえのきを食べるのが楽しかった。その店に行く夜だけは毎晩ぶち切れていた父もぶち切れてはいませんでした。味があまりにも美味し過ぎるのと、そのサービス精神にうっとりしていたんだと思います。家族で営業していているのに身内のなれ合いも無く、淡々と作られていくスパゲッティやサラダ、カウンターと小さいテーブルだけのお店、トマトソース、クリームソース、和風醤油の3種類から、ツナとかベーコン、ナス、しめじ、ハム、海苔…好きなものを選べたのが嬉しかった、具やソースの量もケチケチしていないし、食後に頼むアイスクリームはコーンの底まで箸を使ってたっぷり詰めてくれていたっけ。そういう思い出込みでサラダにゆでたえのきを乗せると、嬉しくなります。