康花美術館にて

また早朝起き!

早朝バス!

うとうとしながら、高速バスで松本へ。

休憩のサービスエリアでコーヒーを買ったところ、飲んでいるうちに漏れてきて手がびしょびしょに。慌てて飲み干します。

もう着いた!松本!来たかったよー!

会いたかったよー、本屋さん。「まだあって、うれしいです」とお店の方に言うと「私も年だから、いつ辞めようかと。もう世の中に付いて行けない」とのこと。

久しぶりー!

前に泊まったホテルもまだあった!

本日のお宿は、

朝食付きの宿。荷物を宿に預けて、無料のレンタサイクルを借りて、

散策だ!神社の方に「レンタサイクルを停める場所ありますか」と尋ねると、通路以外ならどこでもいいとのこと。おおらか!

自転車を停めて、てくてくお散歩です。

一回りしたら、11時開店の「おきな堂」へ。

久しぶりのポークソテー、ワクワクが止まらないよ!

サラダも別で頼んでみました。おいしい。

来た。やっと会えたね。大満足です。

TPが、はかり博物館に行きたいと言うので、行ってみます。

(ひよこ?)

色んなものを測って、ぴったり当てる体験コーナーもあります。

米の2合というのは、両手のすりきりいっぱいだと初めて知りました。

10年以上ぶりに、松本城へ。

天守閣に上がって、

お姫様の部屋にも立ち寄ります。

お堀の周りを自転車で巡ってみると、ブラタモリに出てきた?ところが。録画を消すんじゃなかった。

「康花美術館」というところへ行ってみます。

長野県松本市 魂と生命を描いた夭折の画家【康花美術館】

TPが明日、松本市美術館の企画展「須藤康花-光と闇の記憶」に行きたいと言っていましたが、たまたま近くにその須藤康花さんの美術館があったので。

館長は、康花さんのお父さま。

先客が「感動しちゃった。売っていただくことは可能ですか?これくらい(指3本)で」と交渉していますが、館長は手放すおつもりは無いとのこと。

TPが館長に話しかける声が聞こえますが「えっ?」とか「はい?」とか、TPの声がソフトすぎてなかなか伝わらない様子。私も降りて行って「絵もいいですけど、文章が、読み始めたら止まらなくなっちゃいました」と話しかけます。私は不躾に話しかけるから、会話も弾みます。「ところで、あの黒い絵」「康花はゴヤの模写をしてましてね」「やっぱりそうですか!見た瞬間に、ゴヤを思い出したんです」TPは、彼女の観た映画の本数に舌を巻いています。「夫(TP)も相当な映画マニアですけど、康花さんの本数には驚きました」「体調が悪いときはずっと寝ているから、映画はとにかく観てました」。お父さまの影響も大きい様子。

私ははっきり言って、館長と一日中お喋りしたいと思いました。会話が弾む弾む。康花さんの本棚を眺めているときに、館内の照明が3回、点滅しました。あなたの絵と、詩とは初めての出会いですが、出会いに心から感謝しますと御礼を言います。

美術館を後にするとTPが「あっ、俺の自転車パンクしとうかも」と言います。マジで?ホテルまで結構距離あるけれど、歩いて戻りましょ。歩きながら、ふたりで康花美術館の感想を言い合います。

ふぅ、やっとホテルに到着。まだ15時です!早起きしてよかった。

お値段相応のお部屋にも満足です。

景色もいいし。

まずは大浴場でひとっ風呂浴びましょう。女性客は他に誰も居ない時間、貸し切り状態です。ひとりで入る大きいお風呂の最高さたるや。平泳ぎしてみます。

はー、いい気持ち。夜の街に繰り出すぜ!

とはいえ、歩けども歩けども、どの店も満席、予約でいっぱい、10件くらい回ったけれどどこにも入れません。仕方ないので巨大な焼肉屋さんへ。

思いがけず、おいしい焼肉屋さん。

予算内で工夫して頼んだので、ふたりで6000円くらいでした。

早起きしたら、夜も長い。館内の無料マンガコーナーで、衝撃的な出会い。面白いったらない。1巻を読んで大笑いして、時に考えさせられて、2巻を読んで引き込まれて、思わず同じ著者の「定額制夫のこづかい万歳 月額2万千円の金欠ライフ」という漫画を、キンドルくんに6巻、大人買いしてやります。ふぅ、楽しみったらない。長い夜も、あっと言う間に過ぎて行きます。TP、慰安旅行に連れてきてくれてありがとう。「何もせんで、ゆーーっくりしよう」と言っていたのに案外予定ギュウギュウやったね。明日はゆーっくりできるかな?まだ慰安していないので明日を楽しみに、ぐっすり眠ることにしましょう。