なぜかのフィンランド

朝ごはんは２日連続で、ツナキャベツサンド。 今日は味噌汁をつけました。先日、ＴＰが急遽、再来週末から６日間のお休みをもらえることになったと言っていました。「ヤッター！じゃあ外国やね、久しぶりに海外旅行できるっちゃね！夢みたいやー！」と大喜びで有給休暇をもらってから数日経過。そろそろチケットを取ろうと話します。ＴＰは往復の格安航空券をネットで申し込みながら「おかしいなあ、何で海外に行くことになったっちゃろ？海外のかの字も言ってないのに、何でいつの間にか海外に行くってなったとかいな」とかつぶやいているけれど、そんなことよりもフィンランドに決まった行き先、こちらこそフィンランドだなんて行きたいと思ったこともないのでしばらくボーッとします。また意地悪されたりしたらヤダな。でもまいっか。さあ、これからフィンランドに向けて突っ走るぞ！

タリーと私の秘密の時間 セルDVD

育児で疲弊した主人公の元に、ベビーシッターが来て・・・のサスペンス。最初は面白くてそのうちに何じゃこりゃ？となりました。

美女は飽きない

図書館で借りて読みました。やっぱり林真理子のエッセイは永遠に読んでいられる。どこから読んでもどこまで読んでもただ楽しいエッセイです。 

とにかく行き先がフィンランドに決まったから、新宿へ出てガイドブックなどを買って、アマゾンでフィンランド語の指差し会話帳の古本を注文します。まだ自覚が無いのか、あやうくスウェーデン語の会話帳を買うところでした。 あぶないあぶない。

これが一番

ＴＰはお仕事。連休の合間にポツッと出勤、ごくろうさまです。起きると、テーブルに置いておいたキャベツツナサンドの素（塩もみキャベツとシーチキン、お酢とマヨネーズと少しの砂糖とコショウ、粒マスタードを混ぜたもの）と食パン、ちゃんと焼いてキャベツナの素を挟んで食べて出勤したようで、食べた後の皿は流しに置いてありました。おしごとがんばってねー。

ところで今日は元同僚のＫちゃんが我が家に遊びに来てくれる日。朝から大掃除です。何とか間に合って、駅まで迎えに行ってキャーッと手を合わせて古いアパートにご案内します。わー、どうしてこんなにシンプルに暮らせるんですかーと言ってくれるＫちゃん。それは、我が家がきっとビンボーだからだよ、とか謙遜せずに煎茶と１リットルペットボトル入りのアイスコーヒー（無糖）と、チロルチョコを皿に乗せてちゃぶ台に置いてお喋りスタートです。

どうやらＫちゃんはひとり暮らしが経済的に厳しくなって離婚した父親のマンションに転がり込んでいるそう、父親の彼女がガサツなひとで、白カビだらけのパン、ギュウギュウの冷蔵庫、止まらないお喋り、彼女の全夫とのふたりの子どもの存在、今年中に入籍すると言われた戸惑い、抱えていることをあれこれ話してくれます。結局、お父さんのやりたいようにやってもらうしかないね、とか話します。でも、どういうわけか、話せば話すほどふたりで可笑しくなって、何度も大笑いします。どうしてだろう！何より、今のＫちゃんのおしごとの整体関係の話しがとっても興味深くて、また笑います。

来てくれてありがとう。近所の韓国料理屋で韓国スープをごちそうします、せめてものお礼。

私は失敗した、前に頼んでもう二度と食べたくないと思っていたスンデクッパを、またしても頼んでしまったのです。薬草味のクッパを・・・

ざーざー降りだった雨も止んだので、私の庭、新宿御苑へ。入場料が２００円から５００円に上っていて、それほど手取りの多くないＫちゃんにちょっと申し訳ないような氣もしたけれど、それはさておき。

自慢のゴザを敷いて、寝転んでみるとすぐ近くに１円玉が落ちていました。やったねＫちゃん、きっといいことあるよ！と拾います。大切そうに写真を撮るＫちゃん。寝転んで、空を見上げて、ふたりでたーーーっぷりお喋りします。お喋りにつぐお喋り、あれこれ、一緒に働いていたときのことや、一緒に働いていたひとたちのその後のこと、Ｋちゃんの新しい職場のこと。中でもＫちゃんが施術したお客さんが「会社に１８歳の男の子が入ってきたんだけどさー、何話せばいいの」「今、何が流行ってんのとかですかね」「三代目とか、もう古いかなー」「やっぱり何とか坂？」「何坂があるのかもうわかんない」「やっぱ、あいみょんですかね、結局は」「そもそもあいみょんの良さがわかんない」の一連のくだりに大笑いします。今何が流行ってるの？がそもそも、もうおばさんの会話よっ！みたいに。

日が傾いて肌寒くなってきたので、御苑を後にして、神宮外苑から青山通り、赤坂見附まで。とらや、をちょっと冷やかして、売り場の写真を撮って。赤坂見附駅近くの喫煙コーナーで一緒に一服して、今日は来てくれてありがとう、また遊ぼうね、と駅のホームで手を合わせて別れます。何て言ったらいいかなー、すごくしあわせだった、とか言ってくれたＫちゃん、私もしあわせな時間だった。きっと、ここ数年よく集合するようになった友人のＲＣと、こんな風にただ一緒に歩いて、芝生に寝転んで、また歩いてお喋りして、景色や美術館や喫茶店に感動して、ただお喋りして歩くことで開放されたことが自信になっていたから、元同僚を誘って、たっぷり歩いてお喋りできたんだな、そう思いました。特別のおもてなしなんていらない。ただ歩いてお喋りするだけ、それが一番。Ｋちゃんは最近、ずーっとメンタリストの動画ばっかり観ているそう。私も観てみようかな。

ニラ鶏おうどん屋さん

紀伊國屋書店で買った本を、夕べ、ちょっと読み始めたら止まらなくなって夜中の２時まで読んでしまいました。面白いったらない！ダメと言われることをやる、そしてヨーロッパの片隅で萎縮しているアジア人たちのために大きいイベントを実行する、この大胆さのひと欠片でも自分の血肉としたい。

お嬢さん放浪記 (角川文庫)

 ８時間睡眠で、朝からＤＶＤを観ました。

止められるか、俺たちを [Blu-ray]

 もし、悪ぶった青年たちの激しい青春ものだったらいやだな、と思いながら観始めたところ、とんでもない、クールなのに胸が熱くなる、最後の方は言葉も出ない感じに。ちょっといい映画観たな、そう思いました。家でゴロゴロしていても、足がなまるのでちょっとスーパーまでおでかけ。鶏むね肉を２枚買って、鶏ハムにします。

晩ごはんは、鶏むね肉とニラ醤油漬けのおうどん。ものすごくおいしくて、ニラ鶏うどん屋を開こうかと夢想したほどの味でした。ふと、先日のＴＰパパのお見舞いで、子なしハラやパパの病歴の話しにうんざりしたのは、私が見返りを求めてお見舞いに帰ったからだと、ハタと氣づきました。ＴＰパパは本当に孫が欲しくて、心から自分の病氣のことを周りに伝えたいだけなんだと。頼まれてもいないのにサプライズと称して勝手に病院に押しかけて、きっと喜んでもらえると思っていたこと、ＴＰパパにこちらの愛情？善意風なもの？の押し売りをしていたことが自分でわかったのです。この、自分でわかった、そこがエライ、ピカーッと光が差したように思いました、我ながら。あはっ。

ＤＶＤＤＶＤ全裸紐ドレス本本

６００万円のお金持ちは、朝起きた瞬間に出汁のたっぷりきいたお味噌汁を食べたい、そう思いました。冷凍の油揚げと塩漬けキャベツで簡単に味噌汁を作って、夕べのシンガポールチキンライスの残りのご飯で朝ごはんを食べます。明け方、窓を開けると全裸にサイドが紐だけのドレスをまとったガタイのいい男性が自動販売機で飲み物を買っていました。少し膨らんだおっぱいも、お尻も、角度によって股のあたりのもやもやも全部見えちゃう。へー、どうしちゃったんだろう？と思いながら窓を閉じ、ＴＰに「すっごいガタイのいい男のひとが、全裸で、横が紐だけのドレスで飲み物買いよったばい」と報告します。ふーんという反応。

菊とギロチン

瀬々監督の映画、この頃長い割に着地が曖昧でちょっと・・・とか好き勝手言いながら、ＴＰが借りてきてくれたＤＶＤを観ます。色々思うところはあるけれど、東出さんという俳優が、相手役が心情を吐露するときの受けのお芝居が嘘でなく本当の感情のようで、そこに魅力があるってことがわかって安心します。下手っぴだと思っていたので。この熱量の映画を撮るのはすごい、でも私の入り込む余地がない、そんな映画でした。

せっかくのお休み。ちょっとは外に出ようと前にＴＰが、近所にベローチェができるよと教えてくれたのを思い出して、散歩に出ます。忘れ物を取りに帰ったＴＰがアパートの階段から降りてくるのをぼーっと眺めていると、まさにさっきの全裸紐ドレスさんが、向こうからヒールを鳴らして歩いて来ました。階段を降りてくるＴＰとちょうどばったり出会ったら面白いな、と思っていたところバッチリ、階段を降りたところでふたりは出会って、彼（全裸紐ドレスの彼女）のインパクトにＴＰが驚き、のけぞって、すぐに平静を保って、という場面を目撃して満足。新しくできるベローチェは全席禁煙で心底ガッカリしました。

消防署のホースが美しいので写真を撮ったり。

若おかみは小学生！

 ＴＰが借りてきたＤＶＤ２本目は、子供向け？のアニメ、たいそう評判が良いようなので観てみたところ、ふたりして泣いてしまいました。しっかりしたアニメ、これで救われる子どもがたくさんいるだろうとか思ってまた涙。

父と私の桜尾通り商店街

 夕方、新宿まで散歩して紀伊國屋書店で本を買います。話題作。あらゆる感情や思い出を、小説に落とし込むことが好きなひと、そんな作家の本は信頼しながら読めます。笑えて、うっとりできる短編集です。

快楽一路-恋は灰になるまで (中公文庫)

 連休中の夜は長い。夜中までずっと本を読みます。工藤美代子があえてカマトトぶって聞き出す中高年女性たちの本音に、胸を打たれっぱなしで読みます。ディーエーティーイー恋したっていいじゃない、本当にそうだと思います。むしろ恋していないのにお嫁さんをもらわねばとか、孫産まなきゃとか、独身やめなきゃという洗脳の方が、恐ろしいと思える本です。

７００万円

ぐうぐう眠って、二度寝三度寝していると、ＴＰはセブンイレブンに朝ごはんを買いに行っていました。何買って来たと？と尋ねながら起きてみると、サンドイッチを食べた後で、こっそり、申し訳なさそうに「もちもちお好み焼きパン」というものを食べています。それ何？と聞くと、これ知らん？俺けっこう食べるよ、とのこと。とてもおいしそうだったので、私も自転車を飛ばしてセブンイレブンにその、もちもちお好み焼きパンというものを買いに行きました。おいしい。。。もちもち。もちもち生地に焼きそばが挟まっている、お好み焼きよりももっと手軽で、重たくなくて軽くて。 

アンダー・ザ・シルバーレイク [Blu-ray]

 ＤＶＤで観ました。思わせぶりでいて何の解決もしない、センス勝負の映画でした。

くよくよマネジメント

 くよくよの達人だと思いました。図書館で借りて読んだ本は、耳が痛いようなことがたくさん書いてあります。目で読むのに、耳が痛いのが悪くありません。

たったひとつの本棚を処分しただけなのに。畳の青さが、私を勇氣づけてくれます。このスペースで、ストレスが４０％くらい減りました。この数十センチ分のホコリを撤去できたのが大きい。さよなら、もっと遠くへ、さよなら、もっと自由に。１０連休を１０００万円に例えるなら、まだまだ７００万円残っています。さー、どう使ってやろうかな！

まだまだできることはある

ＴＰが、田端の映画館に行こうと誘ってくれました。もうずいぶん前、福岡のともだちＲ子ちゃんが観て、感激したと教えてもらってからずっと観たかったドキュメンタリー映画、人生フルーツの上映があるらしい。朝、昨日の残りご飯を卵チャーハンにして、いざ出発です。山手線でまた崖っぷちの田端駅に行けるのはうれしい！

田端の映画館は、バリアフリーとか字幕とか、社会的弱者とされているひとたちが安心して行ける映画館だそう、思想が強かったらどうしようと少しドキドキして行ってみると、人生フルーツはすでに予約でいっぱいだそう、突然行ったスットコドッコイ２人には、補助席を出してくれることになりました、入館料ひとり１５００円。

映画館のお姉さんに教えてもらったランチスポット、カレー屋さんでおいしいカレーを食べます。感じのいいお店、また行きたい。

私は、NPO的なものやミートゥー的なものがおそろしいので、なかなかそういう場所へ行くのには勇氣が要ります、なんでかな？でも行ってみるととても人間的な映画館でホッとします。補助席で観る映画は、想像していたものと違ったけれど、映画館を出てすぐにＴＰが、正直言って最初から泣いとったかもと笑いながら言ったその光景を、目に焼き付けたいと思います。というのも、仕事とか出世とか役割とか、社会とか家族とか立場とか、そのへんのところにギューッとなっている私に対して、ＴＰはいつも常に距離をおいているように思えて、どうせこういう映画のことは、女のひとしかわからないでしょう？とたかをくくっているところがあったからです。女子力高めのＴＰでヨカッタ。

人生フルーツという映画は、種のように胸の中で少しずつ、一生をかけて、ゆっくり育って行く映画だと思いました。はげ山がどんぐりの森になるように。まだまだできることはある。

やってやったぜ！

朝。ＴＰを駅まで見送って、去りゆく電車に手を振って。今日は溜まっている仕事をしよう、そう思っていたけれど。それよりも、私が一番ストレスになっていること、今日がその日だ！

思い切って押入れや、長年の悩みのひとつ、ＴＰコーナーの片付けを始めました。我が家はカツオくんとワカメちゃんみたいに部屋の右と左をそれぞれ使い分けている昭和の子供部屋の使い方だけれど、私はどうしてもＴＰのカツオくんコーナーに積み重なっている、過去の自主映画のシナリオやら、撮りためたＨｉ８やら資料、ホコリまみれのあれこれを全部を片付けてしまいたい。思い切ってＴＰコーナーの片付けを始めました。

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 なのでAmazonで買っておいた箱に、ＴＰの過去の思い出を、まずホコリを掃除機で吸って、どんどん詰めて行きます。中身を見ずに、じゃんじゃん。

汚ねー。手がカイカイになります。ダニだらけ。ＴＰは自分コーナーを触られるのを嫌がるけれど、私はこれで離婚されたっていいんだ、本当に嫌なんだから。

それから、ほとんど使っていなかったスチール製の本棚をひとつ、粗大ゴミとして出して、ＴＰの思い出ボックスになっていた衣装ケースを３つ空けて、粗大ゴミとして出して。

それにしてもこのところのキュウリの安さは一体どうしちゃったんでしょう？３本１００円は当たり前、７本１９８円くらいです。あ、いけない。録画しておいたものを、何度もずっと観続けているドラマ、きのう何食べた？の影響が大きくてひとり脳内会話ばっかし。キュウリをジャンジャンスライスして塩水に漬けて、何本かは生姜と煮詰めてキューちゃんにしてやりました。

ところで。仕事から帰ってきたＴＰは玄関前の粗大ゴミを見て、割と平氣な感じ、とても穏やかな、部屋の中の棚がひとつ減ってかえって嬉しそうな表情でした。これがふうふってものなんだろうか。最初はこだわりがあったところも、一緒に暮らして２０年以上経つと、こちらのやりたい放題がかえって、うれしいところもあるのかも知れない。ＴＰが書いたシナリオは、ダンボール４箱にもなりました。ダニだらけで手がカイカイ。勝手に片付けて嫌やったかと尋ねると、そんなことない、うれしいとか言っています。私は自分のストレスが激減してうれしい。しあわせ。

１０連休前

どういうわけか、お仕事場に行くのがプレッシャーが溜まって、身体がカチカチになってしまいました。オフィスの無料ドリンクを何杯も飲みながら、何とか一日を過ごします。そんなにプレッシャーの多い職場じゃないはずなのに、一体どうしちゃったんだろう？午後休を取ってひと足早くゴールデンウィークに入る隣席のＧさんに、行ってらっしゃーいと言うと、次は令和で会いましょう〜と帰って行ったのを見て、やっと心が落ち着きます。本当に。次は令和で会いましょう。さよなら、平成。

まだ平成は数日あるのに、仕事基準でしか考えられない脳になっているってことは、仕事人間になっているってこと。晩ごはんは昨日の残りのカレーを入れてチャーハンにして、オムライスです。明日からは１０連休です。