ただ事では無い小説、本格小説◇◆◇

本格小説 上

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本格小説 下

本格小説 下

夕べ、早く眠ってしまったので、夜中に目が覚めました。図書館で借りていた本をチラッと読み始めました。数ページで、これはただ事では無い、この小説の興奮をどうしよう、いよいよ明け方になって、1時間ほど仮眠を取りました。それでも、この小説を途中で止めるわけにはいかないと、仕事を休もう、でも嘘をつくのも嫌だし、やっぱり休もうと20分もフリーズしましたが、結局出勤しました。東太郎、あなたは一体何者ですか!?登場人物に心で話しかけてしまいます。お昼休みが待ちきれず、立ち食いソバ&コーヒーのコースで、齧じりついて読みました。この小説家の圧倒的な不可思議さと、脳みそに直結する言葉、両方の手のひらからはみだす程の大きさしかない本が、どんな大画面よりも広がって、引きずり込まれました。独特さにおいて、10年に1本の小説でした。本当に。