明暗前

水村美苗の「続明暗」を読むために、夏目漱石の「明暗」を借ります。双子のような表紙に嬉しくなります。読めるだろうか。お昼休み、久しぶりに社内でお弁当を食べていたら、たまたま氣樂な３人が集まって本の話に・・・子供の頃に読んだ本、全作品を読んだ作家、絵本のこと、話は尽きません。もっともっと聞きたい。

走ル

ＴＰが図書館で借りた本。「行ったところが沢山出て来るよ。けっこう面白いかな、どうかな、ちょっと語彙が少ないかな、いや、やっぱり読んでみてよ」とすすめられて読みました。けっこう面白い、フラッと授業をさぼって北へ北へと自転車を走らせる少年のお話。日記のような文体。友人からのメールに義務のように返信する氣持ち、世界から完全にドロップアウトするつもりじゃなく、ちょっと冒険がしたいという氣持ち。自転車って、学校へ行くよりも、角を曲がって遊びに出掛けたくなる乗り物です。高校生の頃、よし、どうせ遅刻だし休んじゃお！と決めて左に曲がると、世界がパーッと輝き始めるのが不思議だったな。