作家の部屋

作家の家―創作の現場を訪ねて

作家の家―創作の現場を訪ねて

この世の極楽に匹敵する場所、新宿のジュンク堂でたっぷり時間を過ごしました。棚が高いから良いのか、探し物がしやすいから楽しいのか。本を3冊手に持ってレジへ行こうとしたところ、何となく身体ごと引っ張られるようにこの本を手に取り、パラパラめくると・・・どうしてでしょう?涙がじんわりと出ました。作家という職業の人たち独特の部屋、評論家でも研究者でもない、作家だけが作り出す家具の配置、本の並び?手にもっていた本を泣く泣く2冊戻し、購入しました。


「作家の家」で、膝を打つフレーズ。どの作家も、積極的に孤独を求めています。「自分が一人きりだと感じる、それはある精神の状態で身体的な孤独とは全く違うもの。現代の作家たちは、魂の耐えられない孤独について暴言を吐いては、自分たちの耐えられない空虚さを証明しているようなもの」とバッサリ。