感想を躊躇させる映画

monna88882011-03-02

夜、テアトル新宿園子温監督、「冷たい熱帯魚」を観て来ました。氣の弱い男が、ごり押し系の夫婦に巻き込まれて、うわーっ!となる映画。とにかく自分の中の何かをむき出しにしたい、血まみれの痛みを表現したいのが伝わる。権力を踏みにじったり。笑わせるシーンも多いのに。映画館を出ても、世界は何も変化していませんでした。毎日会社に通っている私でも、色んな狂氣に出会っています。平和だけを訴える人と、合わせ鏡のように似ている狭さでした。また時間が経ってどう感じるか。ちなみに、TPは「映画体験としては刺激的で面白かったけど、ラスト感情が変化する瞬間が雑だったような気が・・・暴力を描くにしては、真逆の愛情が伝わって来ないから、振れ幅が少なくて、お前の中に入って来なかったんじゃないの?」などと言ってました。


さて、今日は朝起きると、何にもしたくない日でした。ゴロゴロゴロゴロと過ごして、カップ麺などを食べたりしました。たっぷりお休み、私よ!
そこでアマゾンから届いたDVD、宇宙の果てまで連れて行ってくれるような、草間弥生の世界にどっぷり。

≒(ニアイコール)草間彌生~わたし大好き~ [DVD] (NEAR EQUAL KUSAMA YAYOI)

≒(ニアイコール)草間彌生~わたし大好き~ [DVD] (NEAR EQUAL KUSAMA YAYOI)

睨みつけるような表情なのに、懸命に氣配りをしようとしている、世界を動かせるという自信に溢れている!私の居場所がありました。それだけが、今日という一日を支えてくれるほどの深さ。自分の作品を観ては、素敵ねー、素敵。素晴らしいわねー、とうっとりしている姿を映像で見るだけで、うんと元氣が溢れてきます。


あさって、九州からの友人、Rちゃんと約束をしました。ハーブ&ドロシーを観に行きます。それから、久しぶりにお家へ遊びに行きます。富士山も見える部屋。ただ安心して、遊びに行くことが幸せです。