おめでとー

monna88882014-03-08

美大生のRCの卒業制作を観に、ムサビ鷹の台キャンパスへ行ってきました。撮った写真を勝手にアップしてごめんね、と思いながら小さいから許してくれるかな?と思ったり。電車に30分乗って、バスの発車を15分待って、バスに20分乗って足を踏み入れたキャンパスは、世界中の人はもしかしたら死ぬまでに美大生になりたいと思っているんじゃないかな?と感じるほどの空氣感、貧困地域の人も、お金を鼻紙代わりに使うほどの人も、おじいさんも、幼稚園児も、もしかすると一生のうちでどこかで美大生になってみたいと思う瞬間がきっとある、そう思いました。


まだ早い時間、色んな人たちの色んな思いが重なった展示の教室で、RCと出会います。シルエットだけで友達とわかる人に、お早うと声をかけます。憧れの美大生になれてよかった、そして卒業できることになってよかった。両手をいっぱいに広げても足りないくらいの大きな絵は、搬出した後でぽかんとしたほどの存在だったよう。彼女が周りの人たちからおめでとうと言われたたことを教えてもらって、ロビーで密度濃くお喋りして昼過ぎに帰ります。午後からは別のお友達たちが来るらしい。空氣は冷たいのに空はビシッと晴れ渡ってまた電車を乗り継いで帰る道。手作りしてくれたスパイスたっぷりのクッキーをかじりながら、おめでとう、と声に出さずに遠くの山へ叫んでみました。おめでとー、おめでとー、おめでとー…