梅散歩、生くまもん

monna88882016-02-21

2年振りに、湯島天神の梅まつりへ行くことができました。RCと千代田線の先頭車両で待ち合わせ。会った瞬間から止めどないお喋り。茶道を習っているKさんのお陰で、会館の2階でお茶をいただけますが、年々大盛況とのこと、午前中に受付をして午後の会のお茶券がようやく取れました。それにしても、昨日とは打って変わっていいお天氣!梅まつりに集まる人たちの幸せそうな顔!3時間ほどの待ち時間なんて、かえって嬉しいくらい。早速RCと近所の散策へ出かけます。勾配の急な女坂から降りるとRCは「いつの間にこんな坂の上に上がって来たとかいな?」などと地形の不思議に打たれてぼんやりとつぶやいています。本当にそうなんだよ!ここは、大通りから入ると坂を上がったつもりがないのに、横道から出るとすごく高い丘の上にいるのがわかるのが不思議でなりません。道を間違えたので、また階段を上がって立ち並ぶ屋台を抜けて、ネットで検索してきた「みじんこ」へ。ホットサンドの美味しいこと!コーヒーの美味しいこと!ふと見るともうそこはお茶の水。反対側に抜けるともう春日が見えていて、また歩くともう上野の不忍池が見えています。面白い場所。

地下鉄の駅を出てから、とても心が惹かれていたレトロな雰囲氣のマンション、RCが近くで見ようと言うので近付いてみると、半地下のようになった場所に雑貨屋がありました。「nico」雑誌でしか見たことのないような雑貨が並んでいます。台湾のメッシュバッグと、メキシコのホーローカップミャンマーのざるなどを買いながらお店の女性に「一体どなたがこんなに商品を集められたんですか」と尋ねると、ご本人とのこと。驚いて感激します。アジアの商品は自分で、南米のものは知り合いに送ってもらっているそう。種類も豊富で価格も心配になるほどの安さ。このレトロマンションについても尋ねると、彼女もこのマンションが好きで何度か観に来ていたところ、空き部屋があったから雑貨屋を開いたそう。どうか、この雑貨屋さんがずっと続けて営業できますように、ギューッと祈りました。

いよいよ、お茶をいただく時間。Kさんが藤色のお着物で、しずしずと上品な感じで歩いているので、うふふと嬉しくなります。今年もまた目が合った瞬間、パッと笑ってしまうので、可笑しくなります。茶器の説明を受けて、お菓子をいただいて、お茶をいただいて、外はいいお天氣。梅まつりがこんなに楽しいものだとは、2年前まで知らなかったなあ。また来年も来たい。Kさんと少しだけお喋りして外に出ると、梅の花は朝よりももっと開いています。

熊本にも同じ名前の島があるという湯島の観光PRイベントで、何とくまもんが境内に来ていました。くまもーん!見知らぬ人たちが歓声を上げるのに乗っかって、くまもーん!と手を振ってみます。その声に答えるように、向こうを見たりこっちを見たりしてくれるくまもん。

日陰になっている廊下で、真っ黒なくまもんにピントを合わせるのは至難の業。それでも、誰もがカメラをくまもんに向けて、手を振って、キャーキャー言っています。生くまもんは思っていたよりもお腹の幅が大きくて、思っていたよりも可愛い。

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イエスマン。DVDで観ました。ヒロインの女性が可愛くて、シーンの中に出てくる彼女がボーカルをしているバンド演奏のシーンを、繰り返し繰り返し、飽きるまで観ながら一緒に歌ってみました。可愛くて、よくできた映画でした。知らんかった。

今日はRCとゆっくり散歩できたし、梅の花が開いて行く時間を見守ることができたし、サンドイッチは美味しかったし素敵マンションには出会ったし、お茶は美味しかったし、Kさんの着物姿も見ることができたし、いいお天氣だったし、楽しい雑貨屋は見つけたし。家に帰ってもまだ、日が残っていたっけ。だんだんと日が伸びているよう、やっぱりどう考えても、春はもうすぐそこです。