自力の旅


まだ日も明けない、朝の4時半過ぎにリュックを背負って歩く道。何であたしは昨日の夜、早く寝なかったんだ〜!ついついはしゃいで、録画していたカホコをまた観たりしたんだった。バカ!

早朝の電車とは言え、働きに出る人、終電を逃した人でいっぱい。乗り換えて、乗り換えて、通勤ラッシュに巻き込まれて乗り換えて、お手洗いを我慢して乗り換えて、乗り換えて、駅の立喰いきしめんを食べて、やっと、お昼を過ぎた頃ようやく、伊勢市駅に到着します。お伊勢参りって、こんなに大変だったんだ!

駅を出て、予約していたホテル?(ウィークリーマンション、ひと部屋一泊、ふたりで6,000円!)で受付を済ませて、すぐに部屋に案内してもらって助かりました。水分補給&少しの休憩、まずは伊勢神宮の、外宮へ。


言葉もありません。白木の美しさ、御簾の完璧さ。


バスに20分乗って、おかげ横丁へ。

遠くから来た人のための心づくしだと言う、ふにゃふにゃ柔らかうどん甘辛醤油味、500円。

これまでTPが一度も食べたことが無いというので驚いた赤福210円。誰かからもらったりとか、どっかで食べる機会があったやろうもん、無かったと?それなら良かった、甘くなくてペロッと食べれるばい、そう先輩面で。

赤福本店から川に下りると、夏休み最後の日を、地元の子どもたちが岩からジャンプしたり、バシャバシャ泳いだりしていました。

川沿いの道を歩いて、内宮へ。川で手を清めることができます。川のお手洗い所に立ったとき、TPがいたく感激して、何だか人生の教訓を得たようなことを教えてくれて遠い目をしていましたが、あたしは沢蟹に夢中。清流の中に、手のひらサイズのカニが!


外宮とはまた違う雰囲氣、内宮は恐ろしいほどの厳かさ、畏まるだけの道を、ただ美しい砂利を踏みしめて歩くだけ。

またバスに乗ってホテル?に戻り、近所を2キロほど散歩します。入りたいお店も無かったので、地元のスーパーで割引になったお惣菜を買います。こういう旅もいいやない!これまで全く注目していなかったくせに突然、サッカーなど見ながら、日本はもっと真ん中からシュートせな!などとニワカのくせにヤジを飛ばしながら、シュート!TPとハイタッチをします。

ホコリ臭い部屋だけれど、とにかく安いんだから。こういう部屋にも慣れてあちこち行こう。先日まで、ちょっとだけぜいたくさせてもらったから自力で行く旅は現実的に。これが、リアルです。