ロンでミミ

代休。朝からゴンゴンガコガコ、すごい音が響いて、外からは大工さんの声。アパートの外壁の塗装が始まりました。すでに手が届く範囲は塗り直されていて、ギョッとするようなベッタリ感。

手作りの角材の足場が、我が家まで到達して窓の外が落ち着かないので、電車に乗って四谷へ。

昔ながらの洋食屋でランチをして、喫茶ロンへ。このとっておきの喫茶店に来たのにはわけがあります。

吹上奇譚 第一話 ミミとこだち

吹上奇譚 第一話 ミミとこだち

吹上奇譚 第一話 ミミとこだち。ばななちゃんの新刊を読むためです。おいしいコーヒーを飲みながら、じっくり、この本の世界にどっぷり。本をまるまる一冊読めるほど長居できる喫茶店があることはしあわせなこと。お会計をして外に出ると、世界が変わって見えました。小雨の中、フードを被っててくてくと庭まで。本を読んだら温室に行きたくなったので。本の中のように温室にはベンチが無いけれど、それでもいい。本のことを思い返しながら、心の壁を外すこと、自分を肯定すること、そのあたりのことをこの本は底支えしてくれているんだな、そう思いました。


庭訪問回数。門:10分の9、T:10分の7

仕事から帰ったTPは、家の外の足場を見て驚いています。角材はアパートの窓枠に直接、打ち付けられているし、たったひとりで自分の体重を支えるものが作られている。しばらくは、落ち着かない日々になりそうです。