夜

近所の魚屋兼八百屋さんでパックに入った横切りの長い長い切り身魚を買いました。これ、何ですか？と尋ねると、タラ、鍋にしたら美味しいよとのこと。まさしくタラの鍋にしようと思って買い物に出たので、ちょうど良かった。プリプリの身と皮のコラーゲンがたまりません。ネットで検索してからもうポン酢を買わずによくなった、七五三ポン酢で美味しく食べました。

暗い夜、星を数えて―3・11被災鉄道からの脱出

図書館の新刊本コーナーで、この本以外は韓国語の本か、ビジネスの本だったので借りてみました。読んでいる途中で、ハッとします。そうだった、今日だった。瑞々しい、正直な感性でまさにあの海岸で電車に乗って被災したこと、その後に感じたことが描かれていました。

「70歳生涯現役」私の習慣 (講談社+α新書)

図書館の予約本が届きました。７０歳生涯現役私の習慣。健康優良おばあちゃんは、自分が年をとったと思っていないようで、やっぱりねと嬉しくなります。銀色夏生も書いていたように、年をとったからって時間が短いとは思わない、に通じる何かがあります。私は若い頃に比べて体力が落ちた、という感覚がさっぱりわかりません。心身ともに今が一番マシ。辛くてたまらなくてもがき苦しむようなことがサラッと短い文章でつづられていることにも驚きます。

夜、外を歩くと、一年前と同じ空氣を感じました。街灯に照らされて歩く仕事帰り、遊び終わりの人々、ほんの少し温かくなっている風。そしてホームレスのおじさんは寒そう。この目の前に生きているおじさんたちにも帰る家は無いんだなと思います。