「わー」「わぁーー」「うぉー」と畳を転がりながら小さめの声で叫んで、のたうちまわっているのは誰？あたしです。特に何がというわけではなくて、もうどうしようもなく続けられなくなったので、今日、思い切っておつとめさきの上の上の人に辞めたいと言ってしまってから、止められなくなって隣席のＲさんと、言わずにはいられなくなって信頼出来る人に、もう無理、無理になって来月いっぱいで辞めますと言っていました。腹の探り合いみたいなことでも無いのに、遠い席でも何人もが辞めたいと言いながら辞められない状況や、新しい提案を受け入れるかどうかの検討もしてもらえない環境で、頭のフタが空いてしまったのです。話しを聞いてくれた信頼出来る人は、私の覚悟のなさを察知して、引き留める余地があればそうするし、納得が行かない部分は提案という形で上の上の上の方の人へ言ってみては？とも真剣に考えて答えてくれたけれど、同時に、引き継ごうにも誰もいないような人数では見知らぬ関連会社の人へ引き継がねばならないことに、途方に暮れて本日の容量はオーバーしていました。上の人たちは消えそうなロウソクみたいになっちゃって。帰りの電車では頭を抱え込みながら、今にも膝から崩れそうで。左右前後、遠くのさらに奥の方の人たちまで「辞めたい」「辞めるしかない」などとブニュエルの映画『皆殺しの天使 [DVD]』そのもの、遠くを見つめてつぶやいても、誰も辞めることができない…
変なの。強いて少し似た心境に置き換えるならばきっと、ＤＶ夫のことを誰に相談しても別れろって言われるけど私がいなければあの人がダメになっちゃう、と良く聞く言葉みたいな、もしくは何年もひきこもっていて今さら社会に出られないし出たくもない！みたいな心境なのかな？誰に相談したって、自分の中に答えが無い今は、答えがあったって自分でも嘘っぽく思えて、また畳を転がりながら長く短い夜を過ごしています。わーわー、ゴロゴロしか言葉にできないけれど、今こんななんで神様、今日話しかけた人たち、遠くで心配かけた人たち、ごめんなさい！わーわー、おやすみー、ゴロゴロゴロ。グウグウ。あ、その前にヌカ子。ヌカ子のお世話をせねば。おやすみなさい。
