朝、畳のうえで寝ていたところをＴＰが起こしてくれます。門、１５分後に出んと映画間に合わんよと。着替えを済ませて、歩いて、電車に乗って、乗り換えて、立川駅へ。
映画「ファーザー」は、一瞬も目を離せない、緊張感もあるけれどユーモアも、悲しみも、反省も、恐怖もある映画。何だか、長生きするのが嫌になるような映画。もう、さっさと老人ホームでも何でも入れて、放っておいて！とか思います。いいドラマ。
立川で餃子定食を食べて帰る道、ＴＰは昨日の夜から、明日着る洋服と一緒に置いておいた携帯ラジオ（ＴＰが釧路のヤマダ電機で買っていたもの）を取り出しています。どうやら今日、ロッテ戦で佐々木朗希君が初先発するらしい、それがラジオで流れるらしい。電車の中で、ＴＰは「ノーアウト１、２塁」などと、大きめの声で報告してくれます。ラジオの感度があまり良くないようで、携帯ラジオを、右に左に、上に下にと動かして集中しているＴＰ、その、よくわからない謎の動きに少しだけ周りの乗客のひとが、ざわっとしています。私は早く帰って、感度の良いラジオで思う存分、野球中継を聞かせてあげたい、そう思います。
いつもの古いアパートに戻ってすぐ、ラジオをつけて、感度抜群でラジオを聞きます。私はホークス戦を音無しでテレビで流します。やがてうとうと。昼寝から起きると、ホークスも、ロッテも、同点でした。コロ助対策で短くなった対戦時間も悪くないなと思います。
それにしてもこのところ、私もＴＰも、どういうわけか仕事のストレスが両肩に重くのしかかっています。はぁ、行きたくない。はぁ、月曜日になってほしくない。「もう、明日のことは考えまい！」と言ってもなお。晩ごはんは、玉子丼です。
