まだ20代半ばの頃、生まれて初めてネットで買った包丁で、生まれて初めて合羽橋で研いでもらった包丁は、刃先の欠けが無くなっていて、刃こぼれも消えていました。かと言って、小さくなった風でもない、ほんの数ミリの世界をビチーッっと整えてくれた上、何と柄を指2本でつまんですべらせるだけで、あれよあれよと野菜たちは自らすすんで切られて行きます。ニコニコしている。そしてニンジンなどの断面は、大理石のように輝いているのです。これは末恐ろしい。あれー、あれーとネギもゴボウも鶏肉も、それはそれは嬉しそうに切られて行くのです。新世界!
- 作者: 安藤桃子
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2014/02/06
- メディア: 文庫
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おつとめ帰りに、歯の定期検診とクリーニングへ。毎回お願いしていたフッ素&歯を丈夫にするトリートメントも合わせて7,200円、た、高い!と一瞬震えましたが、考えてみれば4ヶ月に一度通い続けてこれまではクリーニングが2,000円台、トリートメントが4,000円台、合計6,000円台だったのが消費税で上がっただけのこと、6と7の間にこれほどの広くて深い川があるとは!6のときは必要経費に思えていたのに、7になると目ん玉が落ちるかと思いました。この67問題はしばらく突き詰めて考えてみよう。自分のお金に対する何かが見えるかも知れない。虫歯にだけはなりたくないから、4ヶ月ごとの定期検診に震えるほどのお金を払うことだって、あたしはがんばる。虫歯になりたくないから、がんばってはたらく。あらためてそう決めてみました。